完成!<ふたり>のための住居×60
中央工学校にて、10月の頭から毎週進めてきた、
生徒約60人それぞれによる、<ふたり>のための住居が完成、
29日に(ほぼ)全員の発表会+講評会を行いました。
古い家屋の改装というストーリーを一応は与えたものの、建物のプランは長方形の総二階、
ナカミはほぼ白紙状態から、新たに再構成し、
顔のある住み手<二人>のためのよりよい関係性/境界線を引きなおせ!という課題。
「二人」の想定は自由でしたが、思ったとおり同年代の男女のカップルが大半。
あとは、友人同士、兄弟、姉妹、若夫婦、老夫婦、シングルマザー(ファザー)と子供、
子供も幼児から青年まで、実に様々な人間関係の濃淡が、「住宅の使い方」として描きだされました。
この課題のもうひとつの柱は、そうして住宅を通してツナガリが生まれるにいたる道筋を
ブックレットによって、つまり絵本を一ページ一ページめくるように物語れ!というもの。
建築の構想とそのプロセスをなんでもかんでもブックレットにしてしまう・・という発想は、
きっとオランダの影響だと思うんだけど、
A4二つ折りを製本した、60通りの主人公のための「住宅」の、
60色の色とりどりの小さな「絵本」が大量に机上に並び、
そして一人づつ彼ら自身の声によって、モニターを通して語られた物語からは、
デザインという行為の多様性と優しさがあふれていて本当に感動的でした。