「北海道の粗末な家」

前回の札幌では、もうひとつ貴重な体験が。
昨秋よりいろいろ相談にのっていただいている北海道住宅新聞 http://www.iesu.co.jp/
白井康永編集長のご自宅を訪問させていただき、
白井さん流の北海道魂に触れることができました。

振り向けば市内が見渡せるほど坂道を登ったところに、
屋根に分厚く雪を載せながら、燐と立つ切妻屋根の住宅。
3年前に岩見沢の建築家中村よしあきさん http://www17.ocn.ne.jp/~nyk/
の設計で、白井さん自身のリクエストである「北海道の粗末な家」が目指されたようです。

粗末な家?
たしかに、床には2×6の道産トドマツがワイルドにビスで打ち付けられ、
木構造がむき出しになった天井には、パイプダクトや温水配管が縦横に走っています。
中の芯材が剥き出しのまま片面に合板が張られた扉にもびっくりしましたが、
ほとんどの室内壁仕上げにいたっては、通常の下地材であるプラスターボード打ち放し!です。

しかし室内を案内していただくにつれて不思議な安らぎが。
この安らぎって・・
せっせと森から本当に必要な材だけを拾い集め、自ら編み上げた巣の中でひな鳥を暖める、
そんな、母鳥のいる巣の優しさってこういう感じなんじゃないか・・

室内に空気を循環させる空調システムや、
断熱材や開口部の仕様など、優しく暖かい室内環境づくりにかけたこだわりのお話を聞くにつれ、
ますます、白井さんが親鳥のように思えてしまったのでした。


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