アトリエ線路脇展

秋はやっぱり工芸の季節なのかなー・・という感じで、
前回に引き続き、お友達作家たちの展覧会@千駄ヶ谷SHIZENです。
歩道が透明なガラスを越えて延長されたかのようなモルタル床のギャラリー。

作家は、埼玉は坂戸の、かなりいい味で田舎風景の残るとある「線路脇」に、
共同でセルフリノベーションしたアトリエをかまえ、それぞれ和紙、陶磁、金属を創作する女性三人組。
http://senrowaki.com/index.html
今回は、和紙作家の森田千晶さんに会ってお話できました。

彼女たち、個別にソロ活動もしつつ、定期的に共同で発表の場をつくっています。
レターセットやカレンダー・・(和紙)・・お皿やコップ(陶磁)・・ペーパーナイフやスツール(金属)・・
・・とまだまだいろいろあって・・
それぞれの材料が、日々の生活を彩る本当にいろんな種類の道具たちにかたちをかえています。
展覧会のたんびに、そのバリエーションが増えていて、そのうちその3種の材料だけで、
すべての生活風景を埋め尽くす未来が想像できます(笑)

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それぞれが蓄えてきた素材の異なる作品たちが、この日は意図的に、あるいは偶然に交差し、
組み合わされて、すごくスリルのある邂逅が果たされているかのよう。
そして、こうした組み合わせが、それぞれの素材をより引き立たせていて・・。

日々深まる素材たちの友情・・これからも楽しみです。


秋の味わい@浦和

ずいぶん長い間更新していなかったせいで、
秋の風情のひとつも取り上げる間もなく、もう冬がはじまりつつあるような寒さです。

しかし先日たずねた浦和ではこっそりと、枯れゆく小さな秋をちょっとだけ堪能。
浦和は昨年から何度かNPO関係のまちあるき業で訪れていて、
地味だけれども味のある場所が浦和にはたくさん隠れていることはしっていましたが、
その日訪れた場所は、そんなまさに隠れた名所のひとつ。
表通りからちょっと奥にぬけると、タイムスリップしたかのように古ぼけけた民家が目の前に。

明治24年に建てられた納屋を日本茶喫茶に改装した「楽風」です。
玄関先はなにか完全に農家の庭先のよう。木々も軽く色づいていて、
なんだかおばあちゃんの家を訪れたかのような懐かしい気持ちになります。
かなりレベルの高い(?)枯れ具合・・。
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今回の訪問の目的は、一階の日本茶喫茶の奥の階段を登った先にある屋根裏のギャラリー。
そこで友人である石堂伸さんが木工展をされていたのでした。

ギャラリーは古い納屋の屋根裏をかなりそのままの雰囲気。
頭の当たるくらい低い位置にある太い梁を軽くかわしつつ、
さわるとぼろぼろに落ちてきそうな土壁をバックに、石堂さんの木工作品を味わいました。

軽くて繊細な箸から、重くてたくましい無垢の木の座卓まで・・
石堂さんの手によって優しく掘り出された「木」たちは実に多様で楽しげな表情を見せていました。
それぞれ造作のおもしろさがあるのはもちろんですが、
同じ形の木工も、塗り方や、彫り方、木肌の選び方、さらに作ってから経た時間に応じて、
多様な「枯れ方」をみせていて、まさに深まりゆく秋の風合いを、その木工たちに重ねました。
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