コミュニティーのお話

30日の夜、
サスティナブルコミュニティー研究所(サス研)主催の勉強会に参加。
講師は、「環境共生型コミュニティー」のプロデューサー、甲斐徹郎さんです。

自身が手がけた「欅ハウス」というコーポラティブハウスの実現のプロセスを中心に
<「コミュニティー」を必要としないことが価値になった時代における「コミュニティー価値」の創造>
についてのお話。
建築家のよくある誇大妄想的な話とは違って、マーケティングの専門家らしく
とてもクールに、「環境価値」をコミュニティで共有することの「お得さ」について語られたのでした。
しかし、最終的にはそれが「共同することの幸福感の実現に至る」というホットなオチに。

ぼく自身、ずっと今日的なコミュニティーについて関心があって、
いろいろと、このことについては考えたりしてきたのですが、
甲斐さんのシナリオはじつに明晰でした。

エコとかコミュニティーって、反論すると悪い人みたいで(笑)、ほっておくと押し付けがましくなるし、
結構扱いが難しいですが、そんなひねくれものにも届くかもしれません。

ネット上の畑

土曜日にK1040さん来所。あたらしい部屋での打ち合わせ第一号です。
新事務所の門出とあわせて、このHPを作成中なのですが、
そのページづくりをNPOのお仲間でもあるk1040さんにお願いしています。

ぼくがネットの世界にどっぷり棲み始めたのは、つなぎっ放しで使い始めた
2001年からですから、もう(まだ)6年。
ちょうど、オランダに留学するのとほぼ同時期からですね。
世界中の情報や人の結節点たろうとしていたロッテルダムの研究所にいたせいもあって
ネットワークの面白さに、そのときから目覚めていったのでした。

ぼくが所属していたスタジオではとくに、WEBフォーマットをつかった都市リサーチや
地域計画の方法を探究していて、
人と人とか、人と空間のかかわり方を根本的に新しくしてしまう可能性をそこに感じたりしました。

いまこうしてようやく、
ネットワークの世界に自分の棲む城ができつつあります。
いや、城というよりも、畑のようなものかもしれない。
その畑に撒いた種を大切に育て、できるだけ多くの人にその美味しい収穫物を届けたいものです。


「物語る色彩」について

22日の日曜日、会員としていくつかのプロジェクトに参加している
NPO地域再創生プログラムの総会+活動報告会が
本郷の求道会館でありました。

基調講演でアーティストの中村政人さんらの発表の後に、
関わっているプロジェクトについてぼくも小さな発表をしました。
セイキ工業という企業の委託でおこなった「地域再創生建材」のデザインについてです。

塀やデッキなんかで使う合成木材の色を、
地域景観の成熟に寄与するものにしましょう!という提案なのですが、
そんな「地域を彩る色」を、私たちは時間をかけて味わい深く朽ちてきた
建物の木部位にみようとしたのでした。

提案にあたって、昨年の秋に京都の祇園や滋賀の旧中山道沿いの商家など、
曰くつきの歴史ある建物に実際に出向いてサーベイをおこなったこと、
サンプリングした115部位115色のデータベースを通して「地域の物語」を編纂しようとしたこと、
合成木材の新色コンセプトとして、そんな「物語る色彩」が提案されたこと、
などを報告しました。

「物語る色彩」というコンセプト、結構飛距離のありそうな考え方です。
味わい深く朽ちた色、たとえばこんな感じです。

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ついに引越し完了

7月にはいって、新事務所での活動がはじまりましたが、
その間、新しく家具や備品を購入したり、引越し屋さんに荷物を運んでもらったりと、
仕事机のまわりは日に日にダンボールの山になってきてました。

が、ついにそんなダンボールたちの封が切られ、新品の書棚に本が並べられました。
土曜日に、去年の生徒の二人が手伝いに来てくれて、なんとか完了。
若い力に感謝です。

それにしても、蕎麦屋に連れて行った彼らが蕎麦湯初体験と知り、
あたらめて若さを感じたねー。ありがとう。

過去と未来

16日、17日の両日、NPOのお仲間たちと京都三昧してきました。
勉強と遊びとの境界が曖昧なのが、建築という分野のおいしいところ(?)
住宅史に名を馳せる某伝説の近代和風にお邪魔する機会を得、
室内の日本的陰影に沈みながら、濃密な時間をすごしました。

しかし、なんといっても今回の京都は祇園祭の真っ盛り。
夜には街中に散らばって鎮座していた32もの山と鉾が
17日の朝から京都のまちを実に勇ましく行進していきます。

何箇所も場所を代えてはその雄姿を見学したのですが、
とくに新町通りという細くて古い町屋が連なる通りを進むさまは圧巻でした。
道端で手を振る舞妓さんたちに鉾から投げられるちまき・・。
京都は寺だけじゃないですね。
まちのなかにまだまだ歴史が生きています。

ところで、京都体験はいやおうなしに、あの京都駅体験にはさまれますが、
ヒューマンスケールな歴史都市の中に受け入れられている
谷のような圧倒的な規模の空間に、日本って奥深いと改めて感じました。

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しかし、こうして写真を二枚並べてみると、なるほど意外とこの二つ、共通性がある・・かも(?)


静岡の「やさしい」家たち

七夕イブだった金曜日の夕刻、
「静岡の建築仲間がつくる家」展 @神楽坂のアユミギャラリー
のオープニングにお邪魔しました。
ぼくは、静岡の建築仲間ではないですが、
最も近しい建築家の一人である静岡人岩川さんが参加する展示です。

静岡の気候、そのままに、おだやかで、やさしい家たちでした。
5組の建築家たちは、もちろん作風はそれぞれですが、
そんなぽかぽかした共通する空気が流れています。

建築好きが講じてつい私たちが手にしてしまう表現の「棘」・・。
「棘」にささることなく、のびのびと住みついている静岡の人たちの姿が想像されました。

七夕

わがまち、東久留米の学園町を歩いていると、
住宅地のどまんなかにあって、
武蔵野の雑木林の中にまぎれこんでしまったような気持ちになることがあります。

住宅地という「地」に緑の「図」があるのか、
それとも、雑木林という「地」に住宅という「図」があるのか・・。

おそらく、このまちは後者なのですが、
七夕の季節、学園町の家の玄関先には、
「ご自由にどうぞ」とかかれたバケツたちがあちこちにみられました。

バケツのなかには庭で切り取られたであろう笹の葉がいっぱい!
庭の緑とのこんな付き合い方・・いいもんです。


サイトプレオープン

本日、晴れてサイトを一部オープンにします。

これまで、サイト準備に平行して、ひっそりと書き込んできた日記たちも
ようやく、表舞台にあげられます。
いよいよ公式戦で投げられる気持ちです。

同じく準備中だった新しい仕事場も、机と椅子はあるので、なんとかなりそうです。
新事務所もあわせてオープンにします。

サイトも、事務所も、完成された姿をお見せできるのはもう少し先ですが、
今日は、最初の一歩を宣言します。

よろしくおねがいいたします!